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インド食事情

インド事情

 

 

 旅の楽しみの一つにその土地の「食」があり、インドの食といえば「カレー」

が先ず思い浮かぶ。カレーライスは、日本でもお馴染み一般的な家庭料理として

常に子供の好きなトップメニューだ。昨今は、日本でもインド料理店が彼方此方

にでき、本場風Curry料理?を食することができる。しかし、やはり本場の本物

は違うだろうと、否応なく、毎日のように食したIndian Curryを探る。

 

 

 インド料理は香辛料スパイスを多用するのが特長で、インド亜大陸は広大で地

域・民族・宗教・階層などによって多くのバリエーションがある。
 インド南部のチェンナイは南インド料理といわれ米飯が主食とされるが、ナン

やチャパティーといわれる“粉もの”焼き物もよく食されている。

 


 チャパティーは、小麦粉(全粒粉)を水と捏ねて生地を作り、発酵させずに薄

い円形にのばして焼いたもの。薄いクレープのようでもあり、日本のお好み焼き

じじ焼きの具無しの薄いパンのようだ。この薄いパン:“粉もの”焼き物も、様々

な種類があるが、どれもナンと同じようにCurryに絡めて食べる。

 


 インド料理の特徴は食べ方にもあり、箸やフォークを用いず手で直接食べる。

左手は不浄とされ、右手のみで上手く食べる。レストランでは、フォークもス

プーンも用意されているが、インド人はそれらを使わず上手に食べている。

 

 

 左手が不浄とされるのは、トイレで用を足した際に左手で洗うことからだ。今

でも、トイレにトイレットペーパーが無いことはよくあるらしく、田舎の安宿に

泊まる際は要注意。もっとも、トイレそのものが無いインドのことだから、トイ

レットペーパーが無いことくらいで驚いてはいけない。

 手で食べる習慣からかレストランでは、フィンガーボールが用意される。

 

 

 インド米というと、インディカ種と言われる長粒種が有名だが、インディカ種

は北インドが主で、南インドの米は少し丸く日本米に似ている。粘り気は少なく

粘り気を抑えた炊飯法としているのでCurryに合う。

 

 

 Curryは、日本のカレーライスとは似て非なる料理で、多種類の香辛料を併用

して食材を味付けする煮込み料理全般をいう。しかし、我々外国人がCurryと呼

ぶインドの煮込み料理は、それぞれ固有名称があり、本来インドにはCurryとい

う料理は無いそうだ。レストランメニューに「○○curry」と表記されているが、

これは旧宗主国の英国人がインド料理をCurryと総称して世界に伝えたことが主

な理由だ。

 


 
 香辛料を多用したCurryはとても辛いが、香辛料スパイスの辛さは中華料理の

唐辛子やチリソースの辛さと異なりスッキリとした辛さ?で、後味が残らない。

Curryは辛いが、南インドでは辛さを和らげるヨーグルトご飯(カードライス)

を一緒に食べたり、食後にスィーツ甘味やフルーツを食べ、甘い飲み物(チャイ

やミルク珈琲)を飲む。

 

 

 

 日本でカレーといえばBeef:牛肉、Pork:豚肉が具材として一般的だが、ヒン

ドゥ教は菜食主義のため、インドでは牛や豚など動物肉は煮込み具材に用いない。

 インドの菜食料理は、脂やゼラチンなどを含む一切の動物の肉や、動物を原料

とする食材を使用せず卵も使用しない。しかし、乳製品はよく使用され、インド

人のほとんどは乳菜食主義者(ラクトヴェジタリアン)だ。

 訪れたインド料理店では、インド人はVegetable Curry、こちらはかろうじて

鶏肉が入ったChicken Curryを食する。

 

 

 インド料理はスパイスのきいた煮込み料理=Curryが主だが、それ以外の料理

もあり、フライや日本の天ぷらのような料理など様々ある。しかし、どれも素朴

な伝統的料理で、手の込んだ美食を望んではいけない。

 

 

 チェンナイは港町なので、美味い魚料理を食べたいと所望したところ、案内さ

れたオシャレなレストランで出されたのはSeafood Curryであった。

 まあ、インドの地方都市に行ったなら、Curryを食べておけば間違いない。

 

 

 

◆インド事情

 

 食事の楽しみに、料理と共に楽しむお酒があるが、インドでは一般的に飲酒の

習慣がないようだ。地域により禁酒の州や禁酒の日などがあり、お酒を手に入れ

ることも難しく、酒飲みには要注意。元々、飲酒は王族のみの愉しみで、その後、

王に近い富裕層を中心に飲酒文化が広がったが、今でも一般人はお酒を飲まない。

飲めないわけではなく、酒はインド人のモラル規範からして良くないものと考え

られ、子供のころからお酒は悪いものと親に教育をされるそうだ。見習おう!

 


 酒類の販売や提供は免許制で、街中のスーパーや食品店では販売されず、レス

トランでもメニューに無い。どこで飲めるのですか?と問えば、外国人が宿泊す

る5星高級ホテルだという。それでは、お酒を飲みに高級ホテルに行ってみる。

ホテルでの飲酒は、先ずバーでビール、その後にレストランへ行き食事となった。

どうも、食べながら飲むというわけには行かないようだ。インド滞在中の飲酒は、

このたった1回であり、寂しくもあったが、良い禁酒期間だった。

 

 

 旧宗主国英国は搾取するのみで、人々にお酒の楽しみを教えなかったのだろう。
 最近では、インドでも大企業のビールメーカー(キングフィッシャー)ができ、

インドワインが造られるようになったが、庶民にはまだまだ縁遠く馴染みが無い。

酒の種類も、英国の影響によるのか、ウィスキーやラム酒が一般的のようだ。

 


 インドの人が勤勉で優秀なのは、菜食主義で飲酒しないことにあるのだろう。

動物肉を食らい、酒を飲んだくれていてはインド人には勝てないかもしれない。

 

 

 南インドチェンナイの食事情が豊かなことは町を歩けば良く判る。人々の集う

市場では、たくさんの野菜や果物が並べられ、色とりどりでどれも美味しそう。

 

 

 農作物が豊かならば、料理も豊かになるとは思うが、一年を通じて暑く保存が

できないため、調理方法も煮込む、焼く、揚げると簡単で、それを香辛料で味付

けしているのがインド料理だ。

 

 近々に、またインドに行く予定、今度はもっと美味い料理を味わいたい!?

料理の味もお酒の味も、水に影響される。農業用水も調理水もきれいでなければ

料理は美味しくなく、良い水でなければ、良い酒もビールも造ることはできない。

先ずは、日本の美味いカレーライスを食べながら、水質浄化作戦を考えよう!!

 

 つづく?

 

 

 

 

うぉータン | 水辺散歩 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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