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中国大気汚染

中国環境汚染大気


2月は記録的な大雪で、改めて天候による影響の大きさを思い知らされたが、
3月となり市内の日陰に残っていた雪塊もほぼ解け、春の気配が漂ってきた。
「春の雨 一雨ごとの 暖かさ」と言われる通り、雪から雨に変わりこれから
芽吹く草花や、全ての生物に恵みの水を与え、活発な行動を始める。
雨は大気中の埃などの浮遊物を洗い流し、雨上がりの空は、蒼く澄みわたり
清々しいものだ。



しかし、春の暖かさは、招かざるものまで活発化させてしまう。気温が上がれ
ば水蒸気と共に様々な物質を舞い上がらせる。地球上の気流の変化は、強い偏
西風を引き起こし遠くユーラシア大陸の乾燥地域や砂漠から砂塵を運んでくる。
黄砂と言われ、春の気象現象として、一般化している。
黄砂だけなら自然現象として看過もするが、偏西風が運んでくるものは砂漠の
砂だけではない。偏西風は、中国上空を横切るため、中国で発生した様ざまな
大気汚染物質を巻き込み運んでくる。



中国の大気汚染は、今さら始まったことではないが、2011年末に米国大使館が
公表したPM2.5の数値の高さが、中国環境保護部のそれと大きな差があること
があったことから一気に関心が高まった。
その後、年末となるたびにPM2.5による大気汚染が報じられ、北京や河北省など
東北部では視界不良による空港閉鎖や、高速道路閉鎖が頻繁に発生している。
そして、昨年末には上海周辺の華東地域においても、大量のPM2.5による光化学
スモッグが発生した。



PM2.5は、どのような物質かと言えば、大気中に漂う様々な小さな粒子状物質
のなかで、直径2.5μm以下のものをいう。人の髪の毛の直径は約70μmだから
髪の毛の約1/30の大きさだ。PM2.5はあまりにも粒子が小さいため人の健康に
被害を及ぼす。直径10μm以下の物質は浮遊粒子物質SPMと呼ばれるがSPM
は粒子が大きいため気管までしか入らないが、PM2.5は肺の奥深くまで到達し
て肺胞に付着する。一度体内に入ると排出されにくく、喘息や心臓疾患の原因
となると言われる。



PM2.5発生源は、工場や発電所、自動車、家庭の暖房など様々で、植物や火山
などの自然由来のものもある。発生源から直接放出された1次的なPM2.5の他、
排ガス中に含まれるNOx(窒素酸化物)やSOx(硫黄酸化物)、VOC(揮発性
有機化合物)といった汚染物質が、化学反応をおこして2次的にPM2.5を発生
させている。大気中の化学物質は、紫外線あたると反応してオゾンを生じさせ、
オゾンは光化学スモッグとなりさらにオゾンが大気汚染物質と反応してPM2.5
を発生させるとも言われている。核となったPM2.5は、さらに大気中に浮遊す
る化学物質を吸着させるから厄介だ。



北京市の発表では、北京のPM2.5の主要原因は自動車排気ガスだとしている。
これは北京オリンピックを機に、市内の工場をいっせいに移転させた事による。
そのためか時々訪れる北京の空は、噂されているよりキレイな気がする。それ
でも、自動車絶対数が多すぎるため、ナンバープレートによる市内乗り入れ規
制を行っているようだが、渋滞は日常的で、問題解決とはなっていない。



大都市から強制排除された工場は、操業停止するわけではなく規制の緩い農村
部や内陸部に移転して再び大気汚染物質を排出する。結局は、中国全土で考え
れば大気汚染物質排出量は減っていないことになる。経済優先の施策や国民意
識の中では、PM2.5対策のために経済活動を抑制することは考えられず、むし
ろ活発化させたいのだ。



先日発表された中国大気汚染度ランキングで上位を占めたのは、北京市周辺の
河北省の都市だ。河北省は、直轄市の北京、天津の周囲を取り巻き、経済を支
える工業地域となっている。北東部の唐山市では、製鉄所の高炉がそびえ立ち、
高炉からはモクモクと煙が立ち昇っている。
晴れてランキング一位となった省都の石家荘市では、一年を通して空気が綺麗
と言える日は、30日にも満たないそうだ。昼間でも真っ暗で「散歩で自分が連
れている犬の姿が見えなかった」などといったジョークまで飛び交い、ある都
市では徴兵検査を受けた若者達全員が、肺疾患のため不合格となったという。
それでも報道されるのはほんの一部で、大気汚染の深刻な状況は、もはや呼吸
できる空気がないと言われるほどだ。



こんな悲惨な現状においても、中国の人々の生命力は強く、庶民は生活のために
汚れた空気を吸い、汚れた水を飲み生活している。
中国政府もこのような現状を打開しようと様々な施策は打っている。2年前に発
表された12次5カ年計画にて汚染物質の削減を唱い、中国環境保護部は莫大な予
算措置を発表している。しかし、その効果が一向に現れてこないのが現実で、そ
の莫大な予算は何に使われているのか大きな疑問だ。
大気汚染対策の多くが排ガス設備で、日本の環境プラントメーカーの多くがこれ
は商機と意気込み、中国環境ビジネス参入を図るが、商売とはなっていない。
日本の経験を活かせと力んでみても、中国に環境技術がないわけではない。
既に、世界各国より多くの技術移転が行われ、排ガス対策である脱硫や脱硝設備
はいくらでもある。そして、それらは日本製と比べ多少機能は落ちても遙かに安
価なのだ。その安価な設備でさえ、利益優先で導入しないのが中国の現状だ。



ここ2〜30年で大きな経済成長したものの、地域的格差や、貧富の差は大きく
経済発展と環境破壊が同時に起きているため、対応しきれないのが現実だ。
経済成長優先の共産党が、環境のために成長を抑制しようとはしないだろう。
したがって、PM2.5による大気汚染もしばらく続くのが現実だ。前も見えないよ
うな大気汚染の中で、健康被害を防ぐために高規格のマスクをした方が良い
と勧めても、価格が高いからと使わない。
結局、環境や健康よりもお金が大切と思っているうちは、解決しないだろう。



そんな中国の批判を日本でしてもPM2.5は防げない。PM2.5による健康被害を
防ぎたいと思ったら、高規格の活性炭素繊維ACFマスクを使うことお勧めだ。
マスクをするのは、面倒くさいし、息苦しいが、命あっての物種だ。
賢明な日本人は、どちらが大事かわかるはずだ!そう思いたいものだ!??
ACFマスク: http://so-en.net/mask-main.html
マスクを買うなら:http://so-en.shop-pro.jp/
うぉータン | 中国 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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