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アフリカ

灼熱 !!

 最近、アフリカが注目され関心が高まっているようだ。新聞やテレビ
報道でも取り上げられる回数が多い気がする。どうやら、理由はアフリ
カの資源争奪と10億人を超えるという市場にあるらしい。
 とは言っても、普通の日本人にとってアフリカといって思い浮かぶの
は、ライオンやキリンやゾウといった野生の王国、砂漠や草原の広がる
大自然でしかない。地図や地球儀で、位置や大きさは何となく解るが
現実感のない遠い世界だ。そして、ちょっと前までは、第3世界・暗黒
大陸と呼ばれ、文明の発達しない未開地という印象でしかなかった。



地中海沿岸の北アフリカはナイル流域にて紀元前3000年頃よりエジ
プト文明が栄え、ピラミッドなど世界的な観光地として知られている。
欧州に近く、早くからその影響を受け、政治経済において取りざたされ
ることから国名くらいは知っている。最近では、チュニジア、リビア、
エジプトなどで、独裁政権が次々と倒され「アラブの春」と言われる革
命騒ぎで話題となった。
今年1月には、プラントメーカーの社員が犠牲となったアルジェリア人
質事件が起こるなど、宗教対立、内乱、テロ、虐殺などのイメージが
先行して、アフリカ観にあまり良い材料はない。



 それでも、世界中からアフリカへの関心が高まるのはアフリカにいる
10億人の市場と、地下に眠る資源だ。関心の高い地域は、開発が進み
イスラム過激派が多い北アフリカではなく、サハラ砂漠以南の「サブ
サハラ」と呼ばれる地域だ。
今では、世界中の企業が集まり、「貧困」「民族対立」といった暗いイ
メージは、過去のものとなっているらしい。資源やサービス産業など
に牽引され、成長率は世界トップクラスで経済発展している。
欧州企業は植民地時代から資源産業を中心に活発な経済活動を行って
最近では中国が大量の投資を行い話題となっている。
日本はアフリカにおける経済活動でも、ここ2〜30年で大きく出遅れ
てしまった。どうも、失われた20年というのは、日本国内だけの話で
はないようだ。



欧米諸国は、かつての植民地支配による宗主国の立場にて、今でも政治経済
へ大きな影響力を持っている。それは、教育や言語にも関わり、アフリカの
多くの国の公用語が英語、仏語、ポルトガル語ということからもよく解る。
そして、欧米の教育と共通言語を得たアフリカ人は、世界各国に進出し世界
各国より人も投資も呼び込んでいる。
最も、人類の起源がアフリカにあることを考えれば、人類が母なる大地アフ
リカに回帰するのはあたり前の話かも知れない。


そんなアフリカと直接的関係を持ったのは、2011年に南アフリカで開催
されたCOP17:第17回国連気候変動枠組条約締結国会議からだ。
COP17サイドイベントに水質浄化技術を展示したことにより、南アフリ
カより多くの問い合わせが来るようになった。そして、昨年には、南アフリ
カから遙々日本に来訪者があり、南ア企業と業務提携契約を締結した。
南アフリカは、アフリカ最南端の国で、金やプラチナ、ダイヤモンドなど高
価な鉱物資源が産出され、アフリカで最も豊かな国として知られている。
そのためか欧米企業の進出も進み、近年までアパルトヘイトと呼ばれる人種
差別政策まであった。今では、改革が進み人種差別はなくなったようだが、
貧富による格差は拡大している。



その資源による経済発展は、サッカーやラグビーのワールドカップを開催
するまでになった。特にラグビーは、世界の強豪国として代表チーム「ス
プリングボックス」が、NZ「オールブラックス」や豪州「ワラビーズ」
と共に常に世界のトップ争いをしている。
ラグビーが強いことは、英国文化の影響を大きく受けている証でもある。
富裕層白人のスポーツであったラグビーをアパルトヘイト脱却の象徴とし
て黒人初の大統領ネルソン・マンデラが人種混合にて強化したことは映
画「インビクタス/負けざる者たち」にても知られている。
 ラグビー好きであることから、南アフリカ=スプリングボックスと言った
イメージしかなかった国と、環境技術でも関わり合うとは思ってもいなか
ったが、これも運命しかたがない。



そして、改めて思えば南アフリカの経済発展は、環境破壊でもある。豊かな
生活を得ることは、反面環境に大きな負担を強いると言うことは、日本で十
分学んだはずだし、最近では中国にて大問題化している。同じ環境破壊が、
アフリカでも起きることは十分予測され、手遅れにならぬよう生活排水、工
場排水処理などの対策が必要だ。
そして、現状でもたれ流しになっている鉱山排水処理は緊急の課題だ。
水処理事業は、経済活動でもあるが、先進国の利益追求だけのものであって
はならない。
経済と環境の両立は、先進国にとっても途上国にとっても共通の課題だが、
急速な経済発展が見込まれるアフリカで、先進国の利益のために同じ失敗
を繰り返させてはならない。
何ができるかは解らないが、南アフリカから北上し、サブサハラへと環境改
善活動を普及させていこうと思う。



そんなアフリカの開発を、日本が中心となり支援しようとする第5回アフ
リカ開発会議TICAD V が、横浜で開催される。
主目的はアフリカの経済発展支援だが、現実的にはその支援によりアフリ
カの市場と資源を得ようとするものだ。アフリカの人々が豊かになり、貧
困や飢餓から抜け出すことはとても大切なことだが、アフリカの自然や環
境が犠牲になっては意味が無く、日本の経済発展のためにアフリカの環境
を犠牲にしてはならない。



公式イベント「アフリカンフェア2013」日本企業水資源コーナーに優れた
水処理技術としてMiraCarbonも展示されることとなった。
いつまでも、大自然の中にライオンやキリン、ゾウが自生できる地域であ
ってほしいと思うのは、そこに住まぬものの我が儘かも知れないが、せめ
て環境改善には協力しようと思う。
まずは、TICAD V 公式イベントアフリカンフェア2013に行ってアフリカ
を知ることから始めよう。

首を長くすれば見えるかもアフリカ、先ずは横浜へ


アフリカンフェア2013 http://www.jetro.go.jp/events/af2013/
JWG facebook: http://facebook.com/JapanWaterGuard
外務省TICADV: http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/ticad/index.html

うぉータン | アフリカ | 17:02 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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