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どう守る生態系

どう守る生態系

ニホンカワウソが絶滅種として、環境省レッドリストに指定された。
ニホンカワウソは、日本に生息していたカワウソの一種で、日本全国に広く
生息していたが、1979年以来目撃例がなく、今年8月ついに絶滅種となった。
そう言えば、子供の頃にはいたかな〜??、カッパ伝説の原型とも言われ、
人間にとって身近な存在だったが、その生物がもういない。



なぜ絶滅したかと言えば、その原因は、自然生物の天敵「人間」によるものだ。
ニホンカワウソの毛皮が保温力に優れていたため、この毛皮を求めて大正から
昭和初期にかけて乱獲が進み、生息数が激減したが、最も大きな原因は、生活
排水、工業排水による水質悪化、人口増による生息域の周辺開発・都市化、河
川の護岸工事などだろう。そう、ニホンカワウソは、日本人が絶滅させたのだ。
その意味では、全ての日本人に責任がある。
日本人が絶滅させた生物はこれだけではなく、最近ではニホンオオカミがいる。
佐渡の朱鷺だって、野生種は絶滅している。



しかし、生物の一種が絶滅することが全て悪だとも言えない。狭義でみれば、
生物の一種類がいなくなるのだから絶滅だが、広義でみれば進化ともいえる。
人類だって、数百万年の進化を繰り返し、猿人から現在のホモサピエンスに
進化している。この進化が、全ての生物とバランスが取れたものなら自然の
摂理として考えられるが、人類はここ数百年の短期間に加速的に産業を発展
させ、人口増加したことにより、意図的に他の生物に影響を与えている。
地球上の生態系に、大きな打撃を与えている。


生態系とは何かと言えば、一定の区域に存在する生物と、それを取り巻く非生物
的環境をまとめた態系で、英語で"Ecosystem"と現され、生態学的な単位として
相互作用する動的で複雑な総体のことだ。ちょっと解りづらいが、生物全体の態
系、在り方と言っていいだろう。
生態系の成り立ちは、植物が太陽エネルギーを取り込み生産し、これを動物など
が消費利用して、遺体や排泄物などは主に微生物が分解していくことで構築され
ている。太陽光をエネルギーとして、食物連鎖に取り込まれ、物質循環が行われ
ている。つまり、太陽エネルギーによる光合成により有機物が作られ、有機物は
生物呼吸によって二酸化炭素として排出され、再び光合成に利用される。
その過程で、二酸化炭素は酸素Oを生みだし、酸素が水H2Oを生み出す。
太陽光、酸素、水が、生態系を作り出している。



生物の全ての営みが、生態系を作り出しているのであり、全てそのバランスの中
で生きている。これら、物質循環により生態系は構築されているのだから、この
循環の一部を圧迫すれば生態系は崩れてしまう。
そして、生態系は互いに作用・影響を及ぼし合っている。食物連鎖は、弱肉強食
の掟により引き起こされ、優秀な知能と道具を手に入れた人類は、他の生物たち
を犠牲にすることにより成り立っている。直接的には、食料として多くのほ乳類
や魚類、穀物などを消費している。さらに、生態系の根幹である水や大気を汚染し
光合成や酸素の供給源である森を破壊している。人類の存在・活動そのものが大
きな生態系破壊の原因となっている。人の我欲が、他の生物を犠牲にて、それが
結局、自らを苦しめているのかもしれない。



この生態系の中で、私たち人類はどんな位置にいるのだろうか。優れた知能を持
ったことにより、生態系の頂点に立つとの考え方もあるがそれも驕りすぎだろう。
東日本大地震に見られたように、人の命も大自然の前では、立ち向かう術は無か
った。人間の驕りは、原発事故までを起こし、放射能汚染という生態系にさらな
る打撃を加えた。
あの地震と津波の前では、人間も自然により生かされていることを改めて感じる。



人も生態系の一部にしか過ぎず、その循環の中で生かされている。生態系を守る
と言うことは、私たち自身を守ることだ。生態系は様々なものに影響をうける。
地震や津波、宇宙からの影響など、不可抗力ももちろんあるが、せめて自らの手
では悪影響は与えたくない。
人類の叡智により、生態系をいかに守るか、保全するかを考えたい。



北極の氷も溶け出して、シロクマも食料調達ができなくなり絶滅の危機に瀕して
いる。人類の活動が地球全体の生態系をおかしくしているようだ。

豊かさや便利さだけを追い求めるのはもうやめよう!

そして、生態系の源「水」をまもろう!! 

うぉータン | ちょっと言わせて | 15:01 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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