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どう守る国境線


どう守る国境線



海なし県「群馬県」で、外国資本より水源地をどう守るかと水源地域保全条例が
施行されようとしているが「国境」ではそんなのんきなことを言っていられない。
ロシアと「北方領土」、韓国と「竹島」、そして中国と「尖閣諸島」と、多くの
領土問題を抱える日本は、島国のため領海は広くその権益は大きいのだが守らな
ければならない国境線は長い。

残暑の続く暑い夏の最中、竹島と尖閣諸島が、にわかに熱くなっている。



日韓双方が、領有権を主張する竹島に韓国の李明博大統領が初めて上陸した。
さらに、李大統領は、天皇陛下の訪韓に関して「訪問したいのであれば、独立運
動で亡くなった方々を訪ねて心から謝罪するのならよい」と発言して問題を大き
くしている。
尖閣諸島では、香港の活動家たちが不法上陸し中国国旗を掲げ、海上保安庁によ
り逮捕、強制送還された。中国国内では、彼らを英雄扱いすると共に、反日デモ
が各地で盛り上がっている。
これら、韓国、中国の動きに対し、日本政府は遺憾の意を表明し、不退転の態度
で臨むとするものの、具体的な対策はとれていない。
日本国民の関心は薄く、脱原発では内向きにデモを行っても、領土問題で外国に
対しての抗議活動は行わない。



ここで思うことは、日本の外交力の弱さ、未熟さだろう。民主党政権が外交に
未熟だからとの意見があるが、この政権を選んだのは国民だから、国民そのも
のが未熟だと言うことだ。
とかく日本人は、話し合いや交渉が得意ではなく、自分の考えや主張を相手に
理解させることが下手だ。互いに立場を認め合い、対等な立場で話し合う訓練
がされていない。交渉による説得が出来ないと、あきらめて相手に従うか、あ
るいは権力・経済力・腕力に頼ってしまう。



しかし、これも無理もないことかも知れない。世界の極東に位置し、歴史的に
長い鎖国時代は長崎など一部を除いて海外との接触を断っていた。これにより、
独自文化が発展し、争いを避ける協調性が高まったが、異文化との競争、切磋
琢磨、そして交渉する能力を失い、自分の意見や権利を主張することができな
くなった。
御上の言うことを、黙って聞けば良いという上意下達社会を作ってしまった。
明治維新となり、欧米列強国家に追いつけ追い越せと外交を開始したが、上手
くいくはずもなく、戦争という形で解決を求めるしかなかった。その結果、今
に至る領土問題を生み出し、戦争の反省と与えられた民主主義に縛られ、世界
と対等に交渉することができないでいる。



もう一つ、日本人は領土という観念が希薄だ。そもそも国家を形成するのは領
土だという概念を持っていない。日本国建国以来の数百年に渡り平和な時代を
過ごし、戦国時代に小競り合い程度の内乱はあったものの、土地そのものは守
られてきた。
天皇制と、管理する武士によって年貢の取り立てのため土地は保護されてきた。
近年になっても、土地所有権は国家によって担保され、重要な資産と見なされ
ているが、土地は領土であるという考え方はない。
土地は、我が家の財産で、日本の領土だという認識がない。
しかし、世界では、オスマン〜ローマ帝国と、古来より領土の奪い合いが行わ
れてきた。大航海時代になれば、欧州は世界に領土を増やし植民地として資源
を得て国力を高めた。そして資源や労働力を調達するだけでなく植民地に宗教
文化、教育、交易による富を与えた。植民地支配は、世界大戦を引き起こす原
因となったが植民地独立後にも政治経済上深く結びつき友好関係を保っている。
領土問題は、世界中に存在するが、日中、日韓のような感情的対立までに至っ
ていないようだ。



日本は、明治維新後に行った侵略的海外政策失敗により、現在に至るまで多く
の問題をかかえている。竹島や尖閣諸島の領土問題は、戦後処理にて起因する
重要課題で、どのように解決するか外交力の腕の見せ所だ。しかし、どの相手
国も領土問題においてお人好しではなく、国力の弱まった日本に配慮はしない。
国境問題を、解決するには外交努力だけではだめで、武力行使も含む国力増強
が必要になるだろう。そろそろ日本も、戦後の平和ボケから目覚め自立した国
家として、経済力とともに自国の領土を守る国防力を高める必要がある。
その覚悟がないと、日本にできることはほとんどないという現実を、政治家も
国民も知る必要があるだろう。 

うぉータン | ちょっと言わせて | 13:01 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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